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在日物語(第35話) 出迎え~生活保護 <脱北者支援センターVol.3>  [2015年03月01日]
在日物語(第35話) 出迎え~生活保護
<脱北者支援センターVol.3>

具体的な支援の流れとしては

政府側が
成田空港まで
職員と一緒に脱北者の方と
来られます。

そこから
我々が引き受けて支援が
始まるのです。

。。。。。。。。。。。。。。

ある日
日本国籍の
中高年の女性Aさんを
成田空港で引き受けました。

まず、ご本人が暮らしていく上で
お金が必要なので

生活保護を受けるのに
区役所に行くのです。

私が、担当者に
直談判するのですが

事情を説明すると
ビックリするのです。

「えっ、な、なんで、日本人が北から…」

目を丸くしながら
しどろもどろになり
対応に悩んでいるのです。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

生活保護受給者が
増え続けている状況のなかで

予算上の問題もあり

事情を説明したからと言って
一筋縄ではOKがもらえないのです。

。。。。。。。。。。。。。。。。

いくら話をしても
埒が明かないので

時計を見て
1時間が過ぎた頃を見計らって

一旦、

Aさんには、駐車場の車で
待ってもらうのです。

再び、

戸惑っている担当者のところへ行き

土下座をして
大きな声で、次のように叫び続けるのです。

「あの人は、日本人です!
北朝鮮の飢餓と抑圧から逃れるために
命をかけて逃げて来たんです!
今日、40年ぶりに日本に来たものの
食べるものも何もないんですっ!
どうか、助けてくださいっ!
お願いします!」

。。。。。。。。。。。。。。。。

区役所内では
騒然として

課長?さんらが駆けつけて

「どうしたんだ?何があったんだ?」
という事になり

カウンターから奥へ通されるのです。

また、早口で
最初から説明すると

何とかOKがもらえるのです。


当座は、ホテルで宿泊して頂くのですが

そこから、生活保護者用の区の施設に移るのです。

。。。。。。。。。。。。。。。。

その後、

当分、暮らしていける
身の回りの物を用意していきます。

なお、日本語のカタカナ語が不十分な為に
高校の夜間学校を紹介しました。

ところが

日本へ帰国する1週間前から
緊張のあまり

不眠症になり

徐々に、体調を崩していくのです。

。。。。。。。。。。。。。。。。

他のケースでは

成田空港から移動するために
高速道路を走っていると

若い男性が突然
ガタガタと震えだして

気絶したケースもありました。

拷問を受けたりしているので
心身ともにボロボロになっているのが

よく分かりました。
 
 
言葉は悪いのですが
 
その姿はまるで
 
土砂降りのなかで
ずぶ濡れになった捨て猫
 
のような感じでした。
 
元々、日本に縁のある同胞や
日本人のこういう姿を見ていると
胸が張り裂けそうな気がしました。

。。。。。。。。。。。。。。。。。

そこから

支援センターを強化するために

さらに、たくさんの
「人・物・金」を必死で集めていったのです。
 
 
 
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婚活工房 代表 広瀬 哲三
業界最大手 NOZZE加盟店 結婚相談所
電話:03-3699-1522(行こう!夫婦)
http://k-kobo.biz/
 
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Comment(0) | Posted at 23:18

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