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在日物語(第19話)差別と逆差別を考える <上福岡三中事件>  [2015年02月07日]
在日物語(第19話)差別と逆差別を考える <上福岡三中事件>

1979年に埼玉県の中学校で
在日韓国人の少年が集団暴行を受けて
自殺する事件が起きました。

真相は不明ですが、恐らく、
民族的な差別が原因ではないかと思います。

実際に、在日の後輩のなかで
いじめを受けて
小中学校を10回以上転校した人もいます。

自分が生まれ育った
下町の深川地区では

当時、いじめや先生に対する
校内暴力が凄まじく
学校が崩壊する位の状況だったので

そのなかで
本名を名乗るという事は
自殺行為になったと思います。


ところが

在日韓国人に対する差別とは逆に

民族学校に通う生徒の一部が
日本人を逆に差別するのです。

映画「パッチギ!」に描かれているように
かつては、日本人と朝鮮人の不良グループが
あちこちでぶつかり合っていました。

私が通学していた中学校では
「チョンに絡まれると割りばしを鼻に突っ込まれる」
とか
「チョン(朝鮮人)のやつらが来たらブッ飛ばそう!」
とか

そんな言葉が飛びかっているので
とても、自分が在日韓国人であるということを
明かせないのです。


一部の心のない人たちのせいで
周囲の人たちがどれほど迷惑をするか…

日本人と在日コリアンが
日本の社会のなかで
共生していくのは
文化や習慣の違いなどがあるので
簡単なことではないと思います。

しかし

差別に対しても
逆差別に対しても

暴力に対して
私の考えは一貫してNO!です。

何があろうと暴力で訴えては
問題の解決にならないのです。

暴力は、物事を余計に混乱させるだけなのです。

非暴力で冷静に話し合う姿勢を堅持することが
社会を安定させる方向に導くのではないでしょうか。
 
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婚活工房 代表 広瀬 哲三
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