在日物語（第20話）在日コリアンの子供たちに勇気と希望を与える ＜感動の祖国訪問ツアー＞
韓国民団という団体に入ってからは
1年中、様々な仕事を担当しました。
以前の職場である銀行の仕事とは
内容が全く違うので苦労しました。
なかでも
在日コリアンの小中学生を対象にした
オリニ(子供)ジャンボリーという
韓国を訪問するツアーの運営が今でも
鮮明に脳裏に焼き付いています。
初めから最後まで
企画・立案、ボランティア研修や運営まで
多岐に亘り、食い込んでいきました。
大人を対象としたツアーではなくて
子供が300人と
保護者や運営ボランティア200人の
合計500人が
日本全国から、ソウルに集まりました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ツアーに先立ち
代表者が在日の子供たちにむけて
大きな声で次のように挨拶をしました。
「みなさん！ここはあなた方のおじいさん
おばあさんが生まれ育った故郷です。
そして、日本全国から集まった在日コリアンの
子供が300人集まっています。
普段、日本の学校に通っていても同胞の
友達と知り合う機会がないでしょう。
しかし、この機会を利用して一人でも多くの
友達を作って、地元に帰っても交流を深めて
ください！」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
盛大な拍手のなかで挨拶が終わると
つぎは
在日の大人ボランティアの
グループリーダーらが
野外の特設ステージ上で
フラフープなどで競うので
子供たちもヒートアップして
応援するのです。
4泊5日のツアー日程のなかで
グループ別に
ソウルの市内をスタンプラリーで回ったり
夏休み中の韓国の小学校を訪問して
韓国人と在日のペアを作って
工作をしたり、校庭で手をつないで遊んだりと
様々な企画を運営していきました。
言葉が通じないはずなのに
半日一緒に遊んでいると
情が移るのか
帰る頃には
子供たちが別れを惜しんで
泣いているのが
とても印象的でした。
また、大きな遊園地に行ってはしゃいだりと
子供たちは大喜びでした。
最後の夜に
フェアウェルパーティー行われました。
ステージの上で
ボランティアと子供たちが
飛んだり跳ねたりして
様々なゲームを楽しんだ後
キャンドルを灯して
グループ別に輪になり
子供たちの感想を述べる時間を設けました。
4泊5日という短い日程でも
寝泊りを一緒にする
リーダーと子供の間には
特別な絆が生まれました。
各グループでは
子供たちがリーダーにすがり
明日の別れを惜しんで泣き叫ぶのです。
リーダーたちは
普段は、普通の会社員やOLも多く
有給休暇をとって
子供たちのためにわざわざ時間を割いて
愛情を注いでくれたのです。
日本に帰る日の朝
早朝5時になると
朝一番の航空便で帰る少年が
リーダーと一緒に玄関に出てきました。
別れを惜しむスタッフらも
全員が早起きをして見送りに出てきました。
迎えのクルマが到着すると
リーダーたちや少年は
一斉に泣き出しました。
次々と子供らを空港まで見送り
引率者が日本まで一緒に帰って行きました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
空港から宿舎に帰るバスは
学生や会社員で構成したリーダーたちで
行事の成功を祝して
バスが揺れるほど盛り上がりました。
様々なハプニングがあっても
在日だけの固い結束力で乗り越えて
無事、大成功に終わりました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。
自分が小さい頃に
このような企画があれば
もっともっと心強かっただろうなと思いました。
大学に入るまで
自分と同じ境遇の同胞というのが
ほぼゼロの状態だったので
これだけの沢山の仲間に逢えることは
それだけで
とても心強いものなのです。
今では、この企画が
既に何回も続けられて
当時、子供だった参加者が
リーダーとなって
後進を育成しているのです。
今後もこのような活動が続いて
在日コリアンの次世代を担う
子供たちが
日本の社会のなかで
盛大な拍手のなかで挨拶が終わると
つぎは
在日の大人ボランティアの
グループリーダーらが
野外の特設ステージ上で
フラフープなどで競うので
子供たちもヒートアップして
応援するのです。
4泊5日のツアー日程のなかで
グループ別に
ソウルの市内をスタンプラリーで回ったり
夏休み中の韓国の小学校を訪問して
韓国人と在日のペアを作って
工作をしたり、校庭で手をつないで遊んだりと
様々な企画を運営していきました。
言葉が通じないはずなのに
半日一緒に遊んでいると
情が移るのか
帰る頃には
子供たちが別れを惜しんで
泣いているのが
とても印象的でした。
また、大きな遊園地に行ってはしゃいだりと
子供たちは大喜びでした。
最後の夜に
フェアウェルパーティー行われました。
ステージの上で
ボランティアと子供たちが
飛んだり跳ねたりして
様々なゲームを楽しんだ後
キャンドルを灯して
グループ別に輪になり
子供たちの感想を述べる時間を設けました。
4泊5日という短い日程でも
寝泊りを一緒にする
リーダーと子供の間には
特別な絆が生まれました。
各グループでは
子供たちがリーダーにすがり
明日の別れを惜しんで泣き叫ぶのです。
リーダーたちは
普段は、普通の会社員やOLも多く
有給休暇をとって
子供たちのためにわざわざ時間を割いて
愛情を注いでくれたのです。
日本に帰る日の朝
早朝5時になると
朝一番の航空便で帰る少年が
リーダーと一緒に玄関に出てきました。
別れを惜しむスタッフらも
全員が早起きをして見送りに出てきました。
迎えのクルマが到着すると
リーダーたちや少年は
一斉に泣き出しました。
次々と子供らを空港まで見送り
引率者が日本まで一緒に帰って行きました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
空港から宿舎に帰るバスは
学生や会社員で構成したリーダーたちで
行事の成功を祝して
バスが揺れるほど盛り上がりました。
様々なハプニングがあっても
在日だけの固い結束力で乗り越えて
無事、大成功に終わりました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。
自分が小さい頃に
このような企画があれば
もっともっと心強かっただろうなと思いました。
大学に入るまで
自分と同じ境遇の同胞というのが
ほぼゼロの状態だったので
これだけの沢山の仲間に逢えることは
それだけで
とても心強いものなのです。
今では、この企画が
既に何回も続けられて
当時、子供だった参加者が
リーダーとなって
後進を育成しているのです。
今後もこのような活動が続いて
在日コリアンの次世代を担う
子供たちが
日本の社会のなかで
自分のルーツに誇りを持ちながら
堂々と生きていけるように
立派に育ってほしいと
心から切に願うものです。
堂々と生きていけるように
立派に育ってほしいと
心から切に願うものです。
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